柿のマフィン
2020.10.16
今が旬の柿を使ったマフィンです。
熟した柿を使うとつぶしやすく、しっとりとした
口あたりの甘いマフィンに仕上がります。
上にのせたドライパーシモンは庄内柿を乾燥
させたもので、凝縮した柿の旨みを味わうことができます。
【材料(直径約5㎝のマフィンカップ6個分)】
・柿(熟したもの) 2個
・薄力粉 100g
・ベーキングパウダー 小さじ1
・バター(室温に戻す) 50g
・砂糖 50g
・溶き卵 1個分
・ラム酒 大さじ1
・牛乳 30ml
・ドライパーシモン 6個
【作り方】
①オーブンを180℃に予熱します。
バターは室温でやわらかくしておきます。
②柿は皮をむきフォークなどでつぶします。
(固い柿の場合はレンジで温めてからつぶします)
③薄力粉とベーキングパウダーは合わせてふるい合わせておきます。
④ボウルに常温に戻したバター入れて泡だて器で
クリーム状になるまで混ぜたら、砂糖も加え混ぜます。
⑤溶き卵を数回に分けて加えてよく混ぜ、
ラム酒と2の柿を加えて混ぜ合わせます。
⑥さらに3と牛乳を交互に数回に分けて加え混ぜます。
⑦型に流し入れてドライパーシモンをのせアルミホイルを被せ、
180℃のオーブンで約25~30分焼きます。
【ドライパーシモン】
使用したドライパーシモンは山形県鶴岡市の
庄内柿を乾燥させたものです。
【庄内柿(しょうないがき)】
庄内柿は渋柿の王様といわれていますが、
「平核無柿」(ひらたねなしがき)というのが正式な品種名です。
その名の通り平らで種のない柿です。昔、山形県鶴岡市において、
数種の苗木を購入して植えたところ一本だけ種なしの
柿が実ったそうです。それが栽培の始まりとなり、
その後、種のない柿としてPRされて北海道向けにも
多く出荷されたそうです。収穫は9月下旬から10月下旬まで。
大規模な脱渋装置でしっかりと渋抜きされた柿は甘さもたっぷりです。
近年、木に成っている状態で渋を抜く「樹上脱渋」という
新しい渋抜き技術が開発されて用いられています。
これは固形アルコールを入れた袋を一個ずつかぶせ、気化する
アルコールで渋を抜く手法です。果肉にゴマ状の斑点が入り
パリパリとした食感で、収穫後すぐ食べることができるうえ、
日持ちも良いそうです。そのため、庄内柿の最高峰“柿しぐれ”という
ブランド名で都内のデパートの贈答用として注目されています。
栄養面は、柿は一個食べると一日分の摂取量をほぼ満たす
くらいのビタミンCが含まれており積極的に摂りたい果物の一つ。
ですが、お腹を冷やすともいわれており食べ過ぎには注意しましょう。